外国人留学生の生活ルールにまつわるトラブル

【連載】弁護士が解決!!身近な不動産トラブル 第137回

2026年05月14日

 賃貸人の方からの相談がありました。「賃貸物件に最近入居した外国人留学生が、夜中に友人を呼んで騒いだり、またごみ出しのルールも守ってくれません。管理会社を介して何度か口頭で注意しましたが改善される様子もありません。契約書には、ごみ出しのルールを守ることや近隣住民に迷惑をかけないことなどのルールを定めているので、ルール違反を理由に契約を解除し、建物を明け渡してもらいたいのですが、法的に可能でしょうか。」

〝迷惑入居者〟との契約解除 書面注意で信頼関係の破壊証明

 結論から申し上げると、外国人留学生が単に生活ルールに違反したことだけを理由として、契約を解除して物件の明け渡しを法的に求めることは難しいと考えられます。

 賃貸借契約の解除が認められるには、単に契約の定めに違反したということのみならず、「信頼関係破壊の法理」の下、当事者間の信頼関係が破壊されたことが認められる必要があります。

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