安田不動産(東京都千代田区)は3月上旬から「シェア高輪 TENTMENT(テントメント)」をオープンする。取り壊す予定だった社宅を転用した。運営・管理は第一恒産(東京都中央区)が行う。
物件は都営三田線・南北線の白金高輪駅から徒歩5分、RC造の4階建てで、全50戸だ。築43年で、転用のための工事期間は3カ月半。耐震補強、外装の塗装、内装の張り替え、配管交換などを行った。家賃は周辺相場11〜13万円のところ、6万5000〜14万5000円。共益費は1万8000円(水光熱費の1万円を含む)。部屋は9〜21・6平方m。家具付きの部屋と家具なしの部屋を選ぶことができる。コンセプトは「アウトドア好きのためのシェアハウス」。
ハウス内ではアウトドアブランドメーカーからテントなどの新商品サンプルが提供されているため、入居者は無料で試すことができる。また、物件内には岩や石を埋め込んだ壁を設置してフリークライミングができるようにしたほか、工房兼倉庫があり、1人暮らしでは置き場所に困る大きい工具などを常備し、自転車などアウトドアグッズの整備ができる。
2月18日の内覧会には50人の申し込みがあった。内訳は20代半ば〜30代の単身者で、女性が6割を占めた。