公益社団法人東京共同住宅協会(東京都渋谷区)は、7月18日、東京都庁で創立45周年記念特別セミナー「最新!不動産市況徹底解説セミナー&相談会」を開催した。不動産オーナーを中心に約100名が参加した。
第一部では、ネットワーク88(東京都港区)の幸田昌則代表が、「アベノミクスでどう変わる?最新の不動産市況と今後の展望を徹底解説」と題して講演。豊富なデータをもとに最新動向や予測について説明した。今後高齢者の存在感がさらに高まると強調。利便性や人口の増減、津波リスク、地域経済などの観点から価格・賃料の二極化が進行するとも話した。さらに「収益を生む不動産かどうかという不動産の質が問われる」といい、資産の所有に関して、「偏った持ち方はリスクが高い」と語った。
第2部では、同法人の谷崎憲一会長が、「失敗しない不動産売却・購入のポイントと注意点」というテーマで、不動産売却における基本的な原則や気をつけるポイント、購入時のリスクについて説明した。
会場では参加者が常時、メモを取るなど熱心に聴く姿が見られた。