クリエイト礼文 大場友和社長 戸建て建築に強み、年商62億円

【企業研究vol.219】クリエイト礼文,スターツグループ

企業研究|2023年09月20日

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クリエイト礼文 山形市 大場友和社長(47)

 人口減少が急激に進む山形県を地場に、独自のビジネスモデルで成長するのがクリエイト礼文(山形市)だ。創業時からの基盤事業である賃貸管理で蓄積したデータを生かし、戸建て住宅の建築を展開。同社の主軸事業へと伸ばした。管理戸数は2023年3月末時点で1301戸にまで成長。2代目社長である大場友和氏に、事業戦略を聞いた。

戸建て建築に強み、年商62億円

管理1301戸に伸長 平均入居率94%超

―建築が主力事業のようですね。

 22年3月期の売り上げは62億1000万円と、21年同期比で104.2%の増収でした。このうち、実需用の戸建てや賃貸住宅などの建築事業が56.6%、売買などの不動産事が業32.8%、フランチャイズチェーン(FC)事業が7.2%、賃貸管理事業が2.7%、その他は0.7%です。主力となる建築事業の内訳は、実需用住宅が95.1%、賃貸住宅が4.9%となります。

―賃貸管理業で創業したと伺いました。

 1990年、賃貸管理会社として父が創業した当時から強く意識していたことは、管理物件の満室経営でした。満室が可能な家賃設定にこだわり、管理戸数は過去5年で99戸増やしました。管理物件の平均入居率は94.6%を維持しています。管理戸数の大幅な拡大よりも、入居率を安定させることでオーナーからの信頼を獲得し、それに伴い管理の受託を増やしていく考えです。家賃設定は、販売価格での相場ではなく、実勢価格を細かく追求し、無理のない賃料を提案しています。

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