Break Room、空き家をシェアハウスと子ども食堂に

Break Room(ブレイクルーム)

管理・仲介業|2022年12月01日

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空き家をシェアハウスと子ども食堂に改修する

 ウェブマーケティングや不動産賃貸事業を行うBreak Room(ブレイクルーム:福岡市)は10月、空き家を「シェアハウス」と「子ども食堂」として活用するプロジェクト「Break Room」を開始した。

空き家バンクと連携し既存住戸の利活用図る

 2023年3月の開設に向け、クラウドファンディング(以下、クラファン)で22年10月から支援者を募った。

 クラファンでの資金調達終了後、11月に空き家の改修を開始した。

 クラファンは、目標金額の160万円に満たない場合も計画を実行し、支援者にリターンを届けるとした。11月14日までに36万9801円を集めた。

 シェアハウス開設を計画する物件は、広島県呉市にある築76年の木造平屋の空き家。延べ床面積は59.50㎡。現在の間取りは3Kだが、居室3部屋とダイニングキッチン一つに区切り直し、DIYで3DKに改修する予定だ。

 ダイニングキッチンは、住人の共用部として活用しつつ、子ども食堂を開催するという。

 若者の居場所としてのシェアハウスの定員は最大5人の予定。家賃は、1人あたり平均4万円。家賃には水道代、光熱費、インターネット代、米代を含む。

 子ども食堂は、月2~4回の開催を検討している。食事は地元の食材を使って手作りで提供する。

 「空き家の活用」「生きづらさを感じる若者が心地よく共同生活を送れる場所」、気軽に立ち寄れる「子ども食堂」の三つをかなえる場所を目指す。

 23年には、さらに1件、空き家活用プロジェクトの予定がある。島や人口流出の激しい地域の「空き家バンク」と連携し、切り口の異なるシェアハウスをまずは1軒、企画していく予定だ。

(2022年12月5日15面に掲載)

おすすめ記事▶『奈良県生駒市、空き家の活用を促進』

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