現状の賃貸仲介ビジネスに疑問を持ち、部屋探し側の目線を大切にしたサービスが続々と出てきている。その中で存在感を高めているのが異業種による「仲介手数料0円」のビジネスモデルだ。こういったビジネスモデルをより深く理解することで、賃貸仲介の在り方を再考し、自分たちが提供できるサービスの可能性を見出す機会になるだろう。
需要ごとの細分化したサービス続々
ウチコミ、家主と直接チャット 人柄見えて審査スムーズ
賃貸仲介サービスにおいて、入居希望者が仲介手数料に不満を持つ理由の一つは、「対価が妥当か」が判断できない点にある。顧客側からは業務のプロセスが見えにくく、仲介手数料の対価が不明瞭なのだろう。契約を結ぶオーナーと入居者という当人同士のやりとりでないため、条件交渉などの意思疎通もハードルの一つといえる。