入居者に人気の設備ランキングは、9月5〜19日に、インターネットとファクスで全国の不動産会社を対象にアンケート調査を行い、512社から回答を得た。
ここでは周辺相場より家賃が高くても入居が決まる「付加価値設備」を、単身者向け、ファミリー向けに分けたランキングで紹介する。
WICが順位アップ
インターネット無料(単身者・ファミリー1位)
30〜40代から反響
「インターネット無料」が単身者向け、ファミリー向けともに1位になり、首位を独走する。年間賃貸仲介件数1500件のアップスタイル(東京都千代田区)によると、ネット無料設備があることで、希望家賃よりも5000円高い物件へのリーシングが可能な場合もあるという。
佐藤幸司取締役は「ネット無料は、顧客が希望する家賃よりも高い部屋を紹介する取っ掛かりになることが多い。5000円高い物件でも提案の承諾を得やすい」と話す。特に30〜40代から、安定して反響があるという。
一方で、若年世代の中には、スマートフォンの料金プランでデータ通信使い放題プランに加入している場合も多く、ネット無料の有無を気にしない人も出てきているという。