木造建築向けの断熱工法「デコスドライ工法」を提供するデコス(山口県下関市)が、木造アパートや戸建て賃貸住宅での施工実績を伸ばしている。断熱性能に加え、隙間のない壁がつくり出す防音性能の高さが、賃貸住宅でも注目され、10月25日時点で約140棟に採用されている。
賃貸住宅で採用増加
新聞紙をリサイクルした綿状のセルロースファイバー断熱材「デコスファイバー」を、隙間の生じないように吹き込む「デコスドライ工法」で断熱施行する。柱などに不織布を緩みなく張り、壁体内へ送風機(ブロワ)の空気と一緒に「デコスファイバー」を吹き込む。手の届かない場所まで断熱材を隙間なく充填できるため、設計した通りの断熱性能を実現できる。