北海道釧路市を中心に4000戸超を管理するユタカコーポレーション(北海道釧路市)は、三代目の佐藤伸昭社長が経営のバトンを引き継ぎ、第3創業期を迎えた。経営方針を見直し、「人」に目を向け、社内のリブランディングに努める。人口が減少傾向にある商圏・釧路市で、管理の質を向上させ差別化を図っていく。
23年6月に社長就任 年商7億円、着任後伸長
―主力は賃貸管理ですね。
売り上げの約半数を賃貸管理事業が占めます。2023年6月期の売り上げは6億7652万円で、営業利益は2320万円。売り上げのうち、賃貸管理事業が46%、賃貸仲介・売買仲介事業が28%、自社所有物件の家賃収入が26%です。
―佐藤社長が同社に着任後、売り上げを伸ばしています。
私は21年4月に入社し、経営戦略室で2年間、事業目的や事業計画の刷新に努めました。23年6月に3代目社長に就任してからは、「ユタカでよかった!」と誰もが思えるようになることを経営のビジョンに掲げ、会社づくりを推進してきました。トップ就任後に迎える24年5月期の売り上げは、前年同期比4.9%増の7億1000万円を計画し、営業利益は同65%増の3830万円で着地予定です。
―管理戸数も増加傾向にあります。