文書作成の作業負荷を軽減
不動産売買や管理を行うリアークスファインド(東京都新宿区)は1月4日、マンションの巡回や点検業務を効率化するアプリ「シンプル点検帳」の提供を開始した。マンション巡回の際に生じる報告書作成業務を行うことができるアプリだ。物件を撮影した画像と点検内容をアプリに入力するだけで、報告書の形式で出力することが可能。アプリ上で設定した送付先に報告書を送ることもできる。巡回を担当する事業者から管理会社への報告や、管理会社からオーナーへの報告の際に利用することを想定している。
同社では、管理部門を立ち上げて約4年で管理戸数を4000戸まで伸ばした。管理物件の増加に伴い物件の巡回にかかる負荷が増えたことから、社内のシステム部門が効率化に向けて報告書作成システムを開発。そのノウハウを生かし、今回のアプリを開発した。
2月26日時点では無料で利用することができる。小規模の不動産会社が初めて導入するDX(デジタルトランスフォーメーション)ツールとして、使いやすいユーザーインターフェースを目指した。
アプリの提供を通して利用会社のニーズを収集し、今後のサービス開発につなげていく考えだ。
(2024年2月26日9面に掲載)