投資用不動産の開発を行うCOLORS(カラーズ:東京都千代田区)は難易度の高い土地での開発を強みとし、創業14年で年商57億円にまで成長した。今後は開発物件の自社販売を推進し、さらなる売り上げ拡大を目指す。2016年に入社し、同社で自社開発事業をけん引してきた青木誠社長に、同社の戦略について聞いた。
区分3000万円で提供 年220戸を企画
―御社の売り上げと事業概要を教えてください。
23年9月期の売り上げは56億9400万円でした。そのうち、9割超が自社開発によるもので、主力事業となっています。商圏は、東京23区と神奈川県横浜市・川崎市です。1Kで25㎡程度、家賃が10万〜12万円の単身者向けマンションをメインに開発しています。場所や規模により変動しますが、1戸3000万円強の販売価格で、1棟20〜90戸規模の物件を手がけています。23年9月期は約220戸を竣工しました。
―売り上げの残りは何によるものでしょうか。
賃貸事業が売り上げの約5%です。開発物件のうち、自社で直接販売しているのは1〜2割程度ですが、その管理を09年から行っており、約700戸(24年2月9日時点)を受託しています。賃貸仲介は22年から始めて、自社開発物件以外でも行い、年間300件前後です。
―21年に比べて、22年の売り上げが大幅に減ったようですがなぜですか?