集積データから伴走型支援
人手不足で売り手市場が続く中、労働力の確保や生産性向上を喫緊の課題に挙げる会社が増えている。
従業員のモチベーションに焦点をあてた経営コンサルティングを行うリンクアンドモチベーション(東京都中央区)。同社が提供する「モチベーションクラウド」は、会社ごとの課題を可視化し、改善策を提示する伴走型のサービスだ。2023年12月末時点で延べ1万1360社、403万人以上が利用する。膨大な蓄積データを基に、離職率の低下や生産性の向上に貢献している。
状態をランク分け 適切な対策決定
モチベーションクラウドでは従業員のエンゲージメントを、単なる従業員の会社への満足度ではなく、会社と従業員の相互理解や相思相愛の度合いを示すものと定義付けている。そのうえで、従業員にアンケート形式での調査を実施。設問は、「会社」「上司」「職場」の三つの観点で「期待度」と「満足度」を問う内容だ。




