山形市の公園を整備
戸建て建築を強みに、賃貸住宅の管理も手がけるクリエイト礼文(山形市)が今、注力するのが地域創生事業だ。
2024年度の取り組みの一つに、山形市が公募する「駅前公園への民間施設導入事業」がある。同事業に参画し、24年内に公園内でのカフェの着工を予定する。
大場友和社長は「地場企業として山形県のマーケットで成長してきた。経済的合理性の高い都市部での事業展開だけではなく、過疎地域を含む地域創生にも目を向けていきたい」と地域創生事業への思いを語る。
この取り組みが、企業のブランド価値を高め、主力事業の住宅建築にシナジーを生むことを見据える。
今回参画した事業では、「パークPFI(民間資金で公園を整備する)」と呼ばれるまちづくりの制度を用いる。これは、都市公園における民間資金を活用した整備、管理の手法だ。特徴は、公園管理を民間企業が無償で行う代わりに、公園内での商いを許可されている点にある。
同社は、山形市の公園内に「カフェ&ダイニングバー」を建築して貸主となり賃料収入を得る。一方で、同社の社員が定期巡回などを通じて公園の管理を担う。
今後も同社は、自社の建築技術を生かせるPFI方式のまちづくりに意欲を示す。24年3月期の売り上げは約55億7000万円。このうち、地域創生事業を含む自社収益事業は、6352万円だ。
クリエイト礼文
山形市
大場友和社長(48)
(2024年6月17日2面に掲載)




