大手ポータルサイトでは、ペット飼育可能物件(以下、ペット可物件)の掲載件数が5年で倍増。供給数が増えているものの、入居者への意識調査では「ペットを飼いたい」という声が5割を超え、まだ需要が見込める。ペット可物件のトレンドとして運営事業者は「猫」と「多頭飼い」を挙げる。
「猫」と「多頭飼い」に商機か
5年で掲載2倍
不動産ポータルサイト(以下、ポータル)の「SUUMO(スーモ)」を運営するリクルート(東京都千代田区)によると、SUUMOでのペット相談可能物件の掲載件数は2021年以降右肩上がりとなっている。全体の掲載件数のうちペット相談可能物件が占める割合は、19年1月1日時点では10%だったが、24年1月1日には18%を占めるまでに高まった。