出雲トータル不動産、半分が他社から管理替え

出雲トータル不動産

管理・仲介業|2024年08月13日

  • twitter

オーナーとの交流を重視

 出雲トータル不動産(島根県出雲市)は管理戸数を前回比214戸純増し、781戸とした。商圏は出雲市。

 増加分のうち半分が他社からの管理替えによるものだ。案件を受ける余裕がない不動産会社や建築会社からの紹介も増加分の約40%ほどある。

 他社からの管理移行は、22年ごろから増加。修繕対応のスピード感や、空室対策の提案がないといった管理会社とのコミュニケーション不足を感じているオーナーからの問い合わせが来ている。問い合わせ後に同社の管理の特徴を伝えることで、新たな受託につながっているという。

 同社は全国賃貸管理ビジネス協会(以下、全管協:東京都中央区)に加盟して、賃貸住宅の大規模修繕積立金制度である「賃貸住宅修繕共済」や、住宅設備機器の共同購入を利用して、修繕に関しての提案やコスト面でオーナーの満足度を獲得している。オーナーとのコミュニケーションを密に取っており、そうした対応がオーナー間で口コミで広がり、管理の問い合わせが来ているという。

 商圏の賃貸市況は安定が続くとみる。商圏である出雲市には村田製作所(京都府長岡京市)や島津製作所(京都市)といった大企業のグループ会社があり、派遣社員の出入りによる賃貸住宅の需要がある。

 行政もI・Uターンを推進しており、県外からの移住者もいる。そのため、人口減少はあるものの、微減で影響は大きくないとみる。

 「今後は社員の賃貸住宅の関連法案などについての知識の向上と、オーナーとの人間関係構築に関するスキルアップを図り、オーナーからさらなる信頼獲得を目指す」(伊藤勝社長)

 26年までの2年間で、管理戸数1000戸が目標だ。

出雲トータル不動産 伊藤勝社長の写真

出雲トータル不動産
島根県出雲市
伊藤勝社長(57)

 

(2024年8月12日5面に掲載)

おすすめ記事▶『REI、仙台でPM武器に成長』

検索

アクセスランキング

  1. 2024年管理戸数ランキング1位~50位

    2024年管理戸数ランキング

  2. 請負と不法行為【賃貸不動産経営管理士試験対策】

    【連載】2024年試験対策 賃貸不動産経営管理士

  3. 三好不動産、2人入居のシェアハウス

    三好不動産

  4. 大阪万博で法人需要高まる

    ビレッジハウス・マネジメント,タスカルサポート,アパルトマンエージェント

  5. ハウスコム、アスリート社員11人を登用

    ハウスコム

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ