自治体、 事業者との連携広がる
滋賀銀、5億円融資
増え続ける空き家の利活用が課題となる中、信販大手のオリエントコーポレーション(以下、オリコ:東京都千代田区)が提供する、空き家向けローンの利用実績が堅調だ。オリコは2023年3月、空き家の所有者と事業者をつなぐサービス「アキカツナビ」を展開する空き家活用(東京都港区)と業務提携契約を締結。空き家の購入やリフォームに利用できるローン商品「アキカツローン」を、地域の金融機関を通して展開している。
アキカツローンは、空き家の購入やリフォーム、解体など、空き家に関わる資金需要に対応する無担保消費性ローンだ。地域の金融機関がローンを提供し、オリコが保証を担うスキームで、最大1000万円を最長15年の融資期間で貸し出す。
空き家の所有者と購入検討者をマッチングするアキカツナビ上に、ローンの申し込みページへの導線を実装。月々のローン返済額の確認や申し込み手続きが円滑に行えるようにして、商品の周知と利用促進を図っている。