LOOPLACE、築古ビルをフルリノベ

LOOPLACE(ループレイス)

商品|2024年08月28日

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木目を基調にした落ち着きのある内装

自社ブランドで15棟目

 築古ビルの再生事業を手がけるLOOPLACE(ループレイス:東京都千代田区)は、ベンチャー企業向けの家具付きオフィス「gran+GINZA-EAST(グラン・プラス銀座イースト)」を7月にオープンした。

 RC造8階建てで、築34年の建物をリノベーションした。JR山手線東京駅や、東京都中央区銀座エリアから徒歩圏内の利便性の高い場所に立つ。リノベコンセプトは「calmness URBAN style(カームネスアーバンスタイル)」。落ち着いた木目の仕上げ材や縦格子の仕切りを設け、「静けさ」を意味する「calmness」と、銀座エリアの持つ上質なイメージを表現した。

gran+GINZA-EASTのビル外観画像

gran+GINZA-EASTのビル外観

 オフィス内にテレカンファレンス(遠隔会議)ブースやミーティングルーム、個別作業スペースを完備し、多様な働き方に対応できるように設計した。1フロアは33.4~46.9㎡で、賃料坪単価を3万円程度に設定。6月より入居募集を開始し、7月末時点で2フロアの入居が決まっている。

 「gran+」は、物件取得から商品企画・設計・施工を自社で手がける企画物件シリーズ。中小規模の築古ビルを高収益物件に再生し、主にベンチャー企業やスタートアップ向けのオフィスとして提供する。

 シリーズ15棟目となる今回の物件は、企業が自社ビルとして所有していたものを取得。年内をめどに満室稼働を目指し、その後、売却する方針だ。

 同シリーズは年間4~5棟ペースで手がけており、11月ごろにも東京都台東区浅草橋周辺で2棟の完成を控えている。

(2024年8月26日11面に掲載)

おすすめ記事▶『LOOPLACE、オフィスビル再生 15棟目』

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