不動産事業を行うLivenup Group(リブンナップグループ 以下、リブンナップG:東京都港区)の新社長として、二川良介氏と玉川暁郎氏が就任した。2人代表制で、同社が強みとするM&A(合併・買収)からの事業拡大を図る。
2人代表制で企業価値向上
売上61億円超
リブンナップGは、2022年に不動産会社を2社グループ化し、事業領域を拡大する。
主な商圏は都内を中心とした1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)。2019年にはTokyo PRO Market(トウキョウプロマーケット)に上場している。
23年9月期の売上高は61億4300万円で前期比153.2%と大幅に伸長。純利益は同791.4%の4億9500万円だった。大型の収益物件の販売により、売り上げ、利益ともに押し上げた。
23年9月期の売り上げのうち、収益不動産の割合が約63%、実需向けの居住用不動産が約26%、その他が、賃料収入や仲介手数料などだ。収益不動産は、アパート5棟、賃貸マンション1棟、ビル1棟を販売した。アパートは自社で土地を取得後、建築し、ランドセットで投資家に販売する。規模感は1棟8〜10戸で、価格は1億〜2億円ほど。表面利回りは東京都心部で5〜6%、郊外では6〜7%を目安とする。