媒介契約は専属専任のみ
今月は、ハワイ不動産を売却する際の流れをご説明します。
まず、売却をしようと思った際に、日本と異なり複数の仲介業者に売却を依頼することはできません。つまり、日本の一般媒介というものはなく、専属専任媒介契約のみとなります。1社にしか依頼ができないので依頼をする仲介会社選びが重要になります。またエージェント(日本でいう営業担当)は業務委託契約で正社員ではない場合がほぼ全てとなります。アメリカでは、不動産業界に限らず、営業職といわれる人は、業務委託契約の場合が多く、「会社」に売却を依頼するというより「個人」に売却を依頼するという色が強いです。ただその「個人」もいずれかの会社と業務委託契約を結ばないと売却活動をできないよう法律で決まっていますので、「個人」といえど、「会社」も選定基準になります。個人での販売力には大きな差がありますので、そのエージェントがどこの会社に所属していて、会社のサポートがあるのかも見極める必要があります。