CASBEE Aランクを取得
賃貸マンション開発や不動産クラウドファンディング事業を展開するリビングコーポレーション(東京都渋谷区)は、環境に配慮した賃貸マンションの開発を推進する。同社が開発し2025年竣工予定の新築RCマンション「(仮称)quador(クアドール)車道」「(仮称)quador吹上Ⅱ」「(仮称)quador下北沢」の3物件について「CASBEE(キャスビー、建築環境総合性能評価システム)Aランク」を取得した。
quadorシリーズは今回の3棟含む、21年12月以降に着工した全32棟でCASBEEのAランクを取得済みだ(9月13日時点)。
CASBEEは一般財団法人住宅・建築SDGs推進センター(東京都千代田区)が認証する建築環境総合性能評価だ。5段階評価でAランクは「大変良い」を意味する。
CASBEEのAランク取得に向け、quadorシリーズのマンション全戸にペアガラスを採用。断熱性能を高め、居室内を快適な室温に保つ。これにより、冷暖房にかかるエネルギーを低減し二酸化炭素(CO2)排出量を削減できるようにした。
「社会・経済・環境それぞれの持続可能性に貢献する商品を開発することが、自社に大きな成長をもたらす」と、藤井俊輔執行役員は考える。今後も機関投資家や個人投資家に対して、高品質な投資用物件を提供していきたいという。
(2024年10月14日16面に掲載)