大東建託(東京都港区)は、6月1日より、木造3階建てCLT(直交集成版)工法を採用した環境配慮型賃貸住宅「ForterbⅢ(フォルターブスリー)」の販売を開始した。炭素固定効果が高い木材を使用し、持続可能な資源の活用を促進する新商品だ。
CLT工法の利点
ForterbⅢは、コンクリートより軽くて強度の高いCLTを採用しており、優れた耐震性と耐火性能を持つ。床や壁に設けられた60mmの燃えしろ層により、火災時でも約1時間建物構造を維持できる。全住戸1LDKで、洋室部分にはCLTのあらわしがあり、本物の木の質感を楽しめる設計となっている。
環境配慮と普及促進
大東建託は、CLTを用いた環境配慮型住宅の普及に積極的に取り組んでおり、これまでに複数のCLT建材を使用した建築物を提供してきた。今回の新商品もその一環であり、今後も規格化されたCLT住宅の普及を進め、国内のCLT建材活用を促進することで、社会課題の解決に貢献していく計画だ。販売目標は初年度20棟としている。