投資家向けの見学会を実施
賃貸住宅の開発などを手がけるインヴァランス(東京都渋谷区)は、IoTマンションを竣工し、投資家ら向けに見学会を実施した。
物件名は「LUXUDEAR(ラグディア)北新宿」で、さまざまなIoT設備を導入していることが特徴だ。共用エントランスには鍵メーカーのシブタニ(大阪市)が提供する顔認証オートロックシステム「Tebra FACE pass(テブラフェイスパス)」を採用している。
専有部はインヴァランスから分社化したスマートホームメーカーのアクセルラボ(東京都新宿区)が提供する「SpaceCore(スペースコア)」を導入。スマートフォンのアプリから、エアコンや給湯器などの操作が可能だ。
そのほかにも室内のカメラやエアコンを自動で制御する環境センサー、ICカードやアプリで解錠できるスマートロックなどを全戸に標準で装備している。
同見学会は9月26日に開催し、13人の投資家や証券アナリストなどが参加。親会社の大東建託(東京都港区)の物件も含め、同日に3件ほどを見学したという。インヴァランスの高橋由崇社長を始め、アクセルラボの宇田川大輔取締役も同席し、直接質疑応答を行った。インヴァランスの高橋社長は「大東建託主催の見学会の1棟に当社が指定され、投資家の皆さんに直接説明する機会を持つことができた」とコメントした。
LUXUDEAR北新宿はJR中央・総武線東中野駅から徒歩9分の立地でRC造11階建て37戸。専有面積は25.41~41.72㎡、間取りは1K~1LDK。1LDKの2戸は実需向けとして販売する。
投資用の35戸の販売価格・想定賃料・利回りなどは非開示とした。
(2024年11月11日2面に掲載)