USEN REALTY、商業ビル運用事業を開始
USEN&U-NEXT GROUP(ユウセンアンドユーネクストグループ),USEN REALTY(ユウセンリアルティー)
賃貸経営|2025年01月21日
地方都市の活性化目指す
長期保有を前提 客付けが強み
USEN&U-NEXT GROUP(ユウセンアンドユーネクストグループ:東京都品川区)のグループ会社であるUSEN REALTY(ユウセンリアルティー:同)は、商業ビルの購入・施設運営をメインとした事業を2024年2月に開始している。
対象となる不動産は、駅前の飲食テナントビルや、商業用途をメインとした複合ビルを中心とし、長期運用を前提とする。対象エリアは全国だが、まずは1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)や地方の中核都市を足掛かりに事業を展開していく方針だ。保有ビルを中心とした周辺地域の活性化を目的とする。
同社の事業の強みはグループ全体のネットワークを使ってテナントリーシングができる点だ。地域の特性に合ったテナント構成を考えたうえで、誘致する。
テナントの誘致においては三つの軸を用意。一つ目は、ヨガスタジオやフィットネスジムなどのウェルネス事業。二つ目は一日中営業するレストランやカフェなどの「オールデイダイニング」。これが誘致するテナントにおいてメインの業種となる。三つ目は繁華街の立地で、深夜帯まで営業し、ナイトタイムエコノミーに寄与する居酒屋やバー、スナックといった飲食事業者だ。
北條伸行社長は「テナントビルでは、特に1階のテナントは『物件の顔』と呼ばれるため物件選びは重要。1階の店が盛り上がれば、上の階の集客力も高まる」と話す。