3Dプリンター飛躍的な技術進歩
「最新テックトレンドを話せるようになる」をコンセプトにしている本連載ですが、第12回は3Dプリンターについて紹介したいと思います。
3Dプリンター技術は、コンピューターで設計した3次元のデータを基に、物体を一層一層積み上げて物理的な形にする技術です。この技術は、製造業から医療、教育、建築に至るまで、さまざまな分野で活用されています。
3Dプリンターの登場により、従来の製造方法よりも短期間で複雑な形状の物を作り上げることが可能となり、プロトタイプ(製品開発序盤の機能確認のための試作品)の迅速な製作や、カスタマイズ品の生産が飛躍的に簡単になりました。
3Dプリンターが市場に投入されてから約40年が経過しました。1980年代に初期のプロトタイプが発表され、1990年代後半から2000年代にかけて商業利用が始まりました。