おうちカンパニー、土地仲介プラス「建築」提案で差別化

【売買仲介ジャーナルvol.10】おうちカンパニー

管理・仲介業|2025年02月07日

 2023年に設立し、不動産売買や新築事業のフランチャイズを展開する、おうちカンパニー(京都府京都市)。同社は中古住宅や土地の売買に加え、新築やリフォームにも対応するビジネスモデルを構築。フランチャイズ加盟店にノウハウを提供し、事業拡大を図る。

フランチャイズ展開で規模拡大

30代がターゲット

 同社が手掛ける不動産事業は中古住宅や土地の売買仲介、新築、買取再販、リフォームなど幅広い。主な商圏は京都府を中心とした近畿圏。同社がノウハウを提供するフランチャイズは全33店舗(準備中含む)

 同社のターゲットは、住宅を購入したい30代のファミリー層。そのため仲介は買主への仲介が8割を占める。

「おうちカンパニー」ブランドで18拠点展開

「おうちカンパニー」ブランドで18拠点展開

 同社の主な特徴は3つある。一つは集客に活用するチラシだ。これを2週に1回、各店舗3万枚くらい撒いている。自社で仕入れた保有する中古物件はもちろん、他社が預かっている物件などを十数種類紹介している。その際、最も留意しているのが「物件のマイナス要素も掲載する」点だ。グループの藤井正和会長はこう話す。

 「自社が専任で媒介する物件に関しては、デメリットの部分も載せています。例えば南向きの物件なら、キャッチコピーで南向き、日当たり良好と書かれることが多いですが、実際は目の前に高層マンションが建っている物件だったら陽が入らないじゃないですか。その時は高層マンションが前に立っているので南向きですが日当たりは望めませんと伝えます。他の例で言うと、近くに工場がある物件であれば、平日昼間は工場が動いてるのである程度音がしますといったことを確実に伝えています。悪いところがあるからダメなのではなく、悪いところを知らない状態で売るのダメだと思うんです」(藤井会長)

 そのような「正直な」広告で問い合わせを獲得し見込み客を増やす。「希望条件をお伺いしておいて、新しい情報が出たら早く紹介して成約するパターンが多いです」(藤井会長)

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