不動産テック企業で、中古不動産の買い取り再販サービスを展開するproperty technologies(プロパティ・テクノロジーズ:東京都渋谷区)は、2024年11月期の連結決算で増収減益となったことを発表した。売上高は前年同期比12.6%増の416億1275万円、営業利益は同2.8%増の13億6219万円だった。
24年11月期は、戸建て住宅の引き渡し実績が芳しくなかったが、好調だった中古マンション販売が全体売り上げをけん引した。さらに長期在庫の販売促進にも取り組んだことで、利益率は低下したものの、期末時点で実需用の在庫数を94件減らすことにつながった。
25年11月期は、主力商品の「スタンダードマンション」の長期在庫一掃と、厳選した仕入れの継続を目指す。加えて、実需・投資ともに購入意欲の高まりが続くと想定される、希少性の高い「プレミアムマンション」の拡充にも取り組む。
売上高は前期比10.5%増の460億円、営業利益は同20.4%増の16億4000万円を見込む。
(2025年3月3日2面に掲載)