IT・デジタル技術の活用推進
オリックス銀行(東京都港区)は、4月1日付で寺元寛治氏が代表取締役社長に就任すると発表した。現社長の錦織雄一氏は代表取締役執行役員会長に就く。
寺元氏は1963年1月23日生まれの岡山県出身。東京大学法学部を卒業後、86年に三和銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。その後、新生銀行(現SBI新生銀行)を経て、2013年にオリックス銀行に入社。営業企画部長、デジタル戦略推進部長、常務執行役員などを歴任し、24年から取締役兼執行役員副社長を務める。
寺元氏は「主力事業である投資用不動産ローンでは、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)などの環境に配慮した賃貸物件向け融資に取り組むなど、マーケットのさらなる発展と拡大に貢献したいと考えています。データ・AI(人工知能)などのIT・デジタル技術の活用を一層進め、ローンの申し込みから実行までの手続きをペーパーレス化・電子化。加えて、これまで培ってきた投資用不動産業界の知見を踏まえた新たな価値の提供に努めてまいります」と抱負を語った。
新経営体制の下、サステナビリティーを軸とした成長戦略を強化する方針だ。
オリックス銀行
東京都港区
寺元寛治副社長(62)
(2025年3月24日1面に掲載)