小動物は届け出のみが主流
本連載では、実際にペット飼育可能物件(以下ペット可賃貸)をつくり、運営していくために知っておくべきポイントについて触れています。今回はペット可賃貸を運営するうえで、重要なポイントとなるペット飼育条件の基本知識について解説します。
臭いや脱走に注意 飼育頭数も審査
ペット可賃貸を運営する場合、まず考える必要があるのは、どのような種類のペットを何匹まで飼育できるのか、飼育の仕方などについてのペット飼育条件です。
飼育条件はペットの性質をよく理解したうえで検討する必要がありますので、その点も理解しておきましょう。また、ペットの種類に合せて入居時の敷金や退去時の原状回復費用についても、確認・検討しておきます。
一般的なペット可賃貸で飼育されるペットとしては犬(小型~大型犬)と猫がメインです。そのほかには、ウサギやハムスターなどの小動物、インコやオウムなどの鳥類、トカゲやヘビなどの爬虫(はちゅう)類、両生類、魚類、昆虫類が挙げられます。
犬猫以外のペットについてはケージや水槽などの限定された空間での飼育となることからトラブルになりにくく、飼育の届け出のみで済ませるケースが多いようです。なお、臭いや脱走、鳴き声などについては注意が必要なので、飼育環境の確認は必要です。




