ロードスターキャピタル(東京都中央区)は設立13年で売り上げを344億円に伸ばす。収益不動産投資事業が主軸だ。貸付型の不動産クラウドファンディング(以下、クラファン)で個人投資家向けの資産運用も支援する。新たに2027年度を最終年度とする中期経営計画を策定。市場環境の変化に適応できる安定経営を目指す。
税前利益100億円 事業は3本柱
―順調に業績を伸ばされています。
比較的安定してやらせていただいています。24年12月期の売上高は344億2100万円と前期比で19.8%の増加。税前利益は同40.6%増の100億5500万円でした。当社の事業は大きく三つ。一つ目はコーポレートファンディング事業。収益不動産を取得し、バリューアップしたのち、一定期間所有。タイミングを見て機関投資家や事業法人に売却します。同事業の売り上げは、不動産投資と不動産賃貸業、ホテル運営を合わせ、全体の約95%を占めます。二つ目はアセットマネジメント事業、三つ目はクラファン事業です。
―現在の事業環境をどう考えていますか。