4月1日、賃貸業界の大手不動産会社の入社式が行われた。各社の社長が、新入社員に向けて激励の言葉を送った
大東建託では500人超が参加
過去最大の規模
大東建託グループは、新卒採用を行うグループ10社のうち9社の合同入社式を実施。502人の新入社員が参加した。9社合同での入社式は初で、過去最大の規模となったという。
入社式では大東建託の竹内啓CEOが冒頭登壇。「創業100年を迎えられる企業になるためにはベースが重要。今、グループはベースをつくっているところ。皆さんの力も加えて、若い力でつくり上げていきたい」と激励の言葉をかけた。
26年の入社式はグループ10社合同で実施する予定。
変化恐れず挑戦を
レオパレス21は東京都中野区の本社で入社式を実施し、138人が参加した。宮尾文也社長は新入社員に向けて「工夫や協力を通して周囲の人を巻き込んでいく力こそが重要。変化を恐れずにチャレンジをし、失敗も経験しながら試行錯誤する人を求める。何事にも執念を持って臨んでもらいたい」と祝辞を送った。
祝辞を述べるレオパレス21の宮尾社長
周囲に感謝する
ハウスメイトグループは、32人の新入社員の入社式を東京都豊島区にある「池袋サンシャインシティ」で行った。
式典では井関豊社長が新入社員らに対して、社是である「感謝と努力の継続」に絡めた激励の言葉を送った。「同僚、上司、入居者、オーナー、そして取引先など、多くの人々との関係の中で人は成長する。もし仮に意見が対立する場面があったとしても、心から周囲に感謝する意識があれば、自然と相手の立場を考え、相手を尊重する気持ちが生まれる」
新入社員代表は「顧客の豊かな暮らしを支える存在であることを大切にし、顧客が笑顔で人生の節目を迎えられる存在を目指す」と抱負を述べた。
満足度向上、第一
常口アトムは、札幌市内の「札幌グランドホテル」で入社式を開催し、25人が参加した。入社式では清河智英社長が登壇し、「今日から当社の社員ということで、お客さまの立場に立った対応を心がけること、満足度をどう高めるかを第一に考えることをお願いしたい。この1年の経験が今後数年間の礎になる」と激励の言葉を送った。
常口アトムでは新入社員が決意表明後に清河社長と握手
周囲巻き込む人に
TAKUTOは、大阪市で入社式を開催。新入社員11人は、太田卓利社長を囲み、笑顔で集合写真を撮影した。太田社長は「周囲を巻き込むイノベーターになるべく、主体性・利他主義・自己実現を目指して飛躍していってほしい」と新入社員に語った。
会社は成長の手段
三好不動産は、24人が入社した。三好修社長は「大きく成長するための道具として当社を活用してもらいたい。自身の成長、そして次のステージへ進むための手段として、この場所を最大限に生かし、自らを高度に磨き上げてほしい」と祝辞を述べた。
笑顔で写真に納まる三好不動産の新入社員
(2025年4月28日2面に掲載)