レジル、EVバスで災害時に備え

レジル

その他|2025年08月06日

蓄電池で停電時の電源確保

 エネルギー事業を手がけるレジル(東京都千代田区)は、モビリティーサービスを展開するMoplus(モプラス:同)と共同で、EV(電気自動車)オンデマンドバスを活用した新たな実証実験を開始した。Moplusは、日産自動車(神奈川県横浜市)と三菱商事(東京都千代田区)による合弁会社で、交通課題を抱える自治体や地域の事業者に対し、車両とシステムを組み合わせたソリューションを提供している。

 実証実験の実施場所は、レジルの「マンション一括受電サービス」が導入されている千葉県船橋市内の集合住宅だ。大容量バッテリーを搭載したEVバスを、住民の移動手段として商業施設や病院との間で運行する。災害による停電時には、同EVバスを非常用電源として活用する設計だ。

 集合住宅では蓄電池の設置スペースを確保することが難しい場合も多い。蓄電機能を持つモビリティーを活用することで、その課題を解決する。日常の利便性向上、と非常時の備えを兼ね備えた取り組みとして注目される。

 入江誠執行役員は「移動手段が限られた地域の課題を解決しながら、災害時の備えとしての機能を果たすことができる。実証実験を通じて、採算性や再現性を検証したい」と話す。

(2025年8月4日41面に掲載)

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