小規模不動産会社にも使いやすく
IoT事業を展開するネコリコ(東京都千代田区)は、冷蔵庫の開閉検知によって高齢入居者の異常を知らせるサービス「独居ケアアシスタント」を提供している。7月に実施されたリニューアルによって小規模な管理会社でも利用しやすくなり、導入の広がりが期待される。
独居ケアアシスタントは、センサーを冷蔵庫に貼り付けて設置し、入居者の生活を見守るサービスだ。冷蔵庫の開閉が確認できなかった場合にメールで通知が届く。
同サービスは、2020年4月のサービス提供開始以来、自治体や小・中規模の管理会社を中心に利用されてきた。小規模な管理会社のニーズに応え、今回のリニューアルでは最低発注数を5台から1台に変更。また申し込みから決済までウェブ上で完結するように変更し、気軽に申し込むことができるフローを構築した。センサーの追加注文や通信回線契約の一時中断、再開といった手続きも、ウェブ上から簡単に行うことができるようになった。
導入後のサポート体制も強化され、法人専用のヘルプデスクを新設。導入初期や運用時の疑問、トラブルにも迅速に対応できるようになった。支払い方法はクレジットカードまたは銀行振り込みに対応。入居者が自分で設置することも可能で、退去時にセンサーを譲渡する運用も行われている。
営業企画部の山下晃信シニアマネージャーは「冷蔵庫開閉の検知というシンプルな仕組みが、プライバシーに配慮しながら孤独死の早期発見につながる。管理会社の業務負担を少なくし、導入のハードルを大きく下げた」と話す。
(2025年9月1日11面に掲載)





