単身、ファミリー向けで違いも
注目7項目 都市別傾向を調査
「入居者に人気の設備ランキング」の番外編として、商業用不動産のデータベースを提供しているestie(エスティ:東京都港区)の協力のもと、各都市における人気設備の設置状況を調査した。本調査では同社が提供している賃貸住宅向けデータベース「estie レジリサーチ」のデータから、以下の条件に基づき抽出した。
データを抽出した都市は、1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)では、東京メトロ日比谷線北千住駅、JR中央線八王子駅、JR総武線新小岩駅、JR京浜東北線大宮駅、東武鉄道野田線柏駅、小田急電鉄小田原線本厚木駅の6カ所。地方都市は、福岡市のJR鹿児島本線博多駅、愛知県豊田市の2カ所。主要ポータルサイトが発表した賃貸住宅における人気エリアを参考に、全国賃貸住宅新聞が選定を行った。1都3県の単身者向け物件では、北千住駅、八王子駅、新小岩駅の平均値を、ファミリー向け物件では、大宮駅、柏駅、本厚木駅の平均値を使用している。
対象となる物件は、駅から徒歩15分以内の物件で(愛知県豊田市は除く)、2020年以降竣工したマンション。専有部が30㎡以下の物件を単身者向け、40〜70㎡の物件をファミリー向けとし、各物件に設置されている住宅設備の状況を抽出した。
設置状況を調査したのは「無料インターネット回線」「オートロック」「宅配ボックス」「追いだき機能」「浴室乾燥機」「独立洗面台」の六つの設備とペット飼育の可否だ。同項目は、ペットのための住宅設備の有無にかかわらず、ペット飼育を許可している物件を指す。




