ワイズワンホーム、不動産売却チャンネルに6万人超が登録

【売買仲介ジャーナルvol.53】ワイズワンホーム

2026年11月08日

ユーチューブで業界の裏側や本音を発信

 ユーチューブをきっかけに数多くの不動産売却相談を受けているのが売買仲介事業を手掛けるワイズワンホーム(兵庫県西宮市)だ。山中英紀社長自らが動画に登場し、不動産業界の裏側や本音を発信することでファンを獲得している。

動画経由で年間75件の仲介を実現

500本の動画

 同社の設立は2019年。兵庫をメインとし、東京、大阪を含め3拠点で不動産の売買仲介や買取再販を行っている。従業員数は11人で、うち4人が営業マン。山中社長が06年に設立した工務店「ワイズテック(同市)」の不動産部門を分社化してできた会社だ。売上高はワイズワンホーム単体で約2億円、グループ売上高は約3億5000万円だ。

 ワイズワンホームの売買仲介実績は年間75件ほど。成約金額は3000万〜4000万円。手数料単価は約120万円。設立当初は客付けの集客もしていたが、現在は「売却」相談の専門店という切り口で営業活動を展開。そのため、取引の多くが売却仲介。「今は競合が増えていますが、始めた頃は売却をメインに打ち出す不動産会社はそこまで多くなかった」と山中社長は語る。

 売却情報を集めるために効果を発揮しているのが運営しているユーチューブだ。同社は4年前に「不動産売却チャンネル」を開設。動画は「不動産業界の闇を暴く」がコンセプト。不動産の売却で悩むユーザーに対して、プロである山中社長が徹底的に情報提供していくというスタイル。

 動画1本あたりの時間は15〜20分ほど。不動産業界の制度や独自の慣習、リスクを避ける方法などを消費者目線で解説する。ときには、視聴者から寄せられるコメントに答える動画を作ることもある。

 特に再生回数が多いのは「【不動産売却】自宅を売っても住み続けられる?リースバックは危険!」(15万回再生)、「【不動産売却】買取りは危険!不動産会社の悪質な手口に騙されるな!」(11万回再生)といったものだ。

 このような動画をハイペースで投稿。これまでに500本を超える動画をアップ。登録者も年々増え続けており数は約6万5000人にもなる。テーマは山中社長が考案し、撮影は社員のスマホで実施。編集は外注して、内容を社内で確認したうえで公開している。「始めた当初は1人でやっていたので週1本程度しか公開できませんでした。今は撮影日を週に2〜3日設けて、毎週5本の動画を公開しています」(山中社長)

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