一般財団法人不動産適正取引推進機構(東京都港区)は10月16日、宅地建物取引士(以下、宅建)の試験を実施し、受験者数は22万6022人だった。合格発表は11月22日。
21年度比 難易度上昇
今年の出題傾向について、宅建資格取得の講座を開催するKenビジネススクール(東京都新宿区)の田中謙次社長は「昨年に比べて難易度が上昇した。難しい問題がより難しく出題されるようになった印象だ。特に、民法の『失踪宣告の取消し』(問7)『地上権と借地権』(問8)『辞任』(問9)の問題は難しく、細部まで知識を問うものがあった。合格基準点は35点前後と予想する」とコメントした。