不動産運用大手のケネディクス(東京都千代田区)は9月30日、同社が運営する木造戸建て賃貸住宅「Kolet(コレット)」の全戸に、東京電力グループの新電力会社PinT(ピント: 同)が提供する実質再生可能エネルギー100%の電力を導入することを発表した。年内をめどに、既存物件と新規取得予定の物件を合わせて、1000戸以上への供給を目指している。
住むことで脱炭素化に貢献
ケネディクスは、住宅における環境配慮の取り組みの一つとして今回の導入を決めた。入居者はKoletに住むことにより、特別な取り組みをせずに脱炭素社会の実現に貢献できる。また、木造住宅は鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて、製造時の二酸化炭素の排出量が大幅に少ない。実質再エネ電力を使用し、環境負荷の少ない木造住宅での生活を提供できることが、Koletの新たな付加価値となる。