公益財団法人日本賃貸住宅管理協会(以下、日管協:東京都千代田区)は11月15日、賃貸管理会社向けのセミナーやブース出展を行う「日管協フォーラム2022」を開催。会場とオンラインで実施し合計約3400人が参加した。
3年ぶりに会場でも開催
セミナーは19講座で、特別会員による出展ブースは47カ所。最も注目を集めたのは「オープニングトークセッション」で、800人超が聴講した。
同トークセッションは、日管協の塩見紀昭会長のほか3人を迎え、参加者は耳を傾けた。「賃貸管理業の現状と未来『これからの成長戦略』」と題し、DX(デジタルトランスフォーメーション)成功企業のウチダレック(鳥取県米子市)と地域密着型の管理会社、エヌアセット(神奈川県川崎市)のプレゼンテーションを基に、ディスカッションを行った。
当日来場した、約2000戸を管理するハウシード(静岡県富士市)社長室秘書の木元流風氏は、サブリース関連セミナーを聴講。「今後、サブリース事業を開始するため、業法のポイントを確認したかった。難しかったが、実際の業務に落とし込める内容でためになった」と話した。
塩見会長は「システム化、オンライン化が当たり前になったことで、かえって賃貸管理事業の本質を考える会社が増えたように思う。さらに業界を盛り上げていきたい」と語った。
(2022年12月5日1面に掲載)