空き家活用サービス「アキサポ」を展開するジェクトワン(東京都渋谷区)は1月10日、同サービスを活用した元空き家のシェアハウスがオープンしたことを発表した。ジムを併設し、パーソナルトレーナーの指導を受けられるのが特徴。同社が物件を借り上げ一部を出資、利用事業者として運営を横山保全(東京都中野区)が担う。
パーソナルトレーニング付き
同シェアハウスは、東京都文京区の住宅街に立地。住宅として使用されていた築49年の空き家を再生した。
アクセスは都電荒川線東池袋4丁目駅から徒歩5分。全5室の専有部と2階にトレーニングジムを併設した1軒家型で、男性専用のシェアハウスとなる。
家賃は、共益費込みで7万〜7万8000円。別途保証金が1万5000円となる。家賃にはジムの利用料が含まれ、入居者は24時間利用が可能だ。
入居者ターゲットは、筋力トレーニングや食事管理に関心のある男性に設定。コンセプト型のシェアハウスとすることで、同じ志を持った入居者が集い、トレーニングや食事管理を鼓舞し合える暮らしを想定する。
最大の特徴は、ジムの設置だけでなく、パーソナルトレーナーと提携している点だ。入居者は、「LINE」などでトレーナーを予約する。パーソナルトレーニングの費用は賃料とは別途かかる。
横山保全の横山忠功社長は「サービス事業者とコラボレーションした運営は初の試み。シェアハウスにとっても付加価値となるが、事業者側にも顧客間口の拡大となり相互利益を図れる」と話す。
1月25日時点で、3件の問い合わせがあり、うち1件が入居申し込みに至った。3月までの繁忙期中での満室を見込む。
(2023年2月6日2面に掲載)