収益不動産開発を手掛けるプロパティエージェント(東京都新宿区)の子会社でDX事業を行うDXYZ(ディクシーズ:同)は、顔認証システム『FreeiD(フリード)』のビジネスモデルに関する特許を3月に取得した。
一度の登録でさまざまなサービスに対応
『FreeiD』による顔認証は、プロパティエージェントが管理する2棟の物件で導入されている。その一つである『クレイシアIDZ(アイズ)学芸大学』では、エントランス、エレベーター、メールボックス・宅配ボックス、各住戸、駐輪場、駐車場にタブレット型の顔認証端末がある。入居者は事前に顔情報を専用アプリで登録することで、端末のカメラが入居者の顔を捉え、ロックが解除される。一度の顔情報の登録でさまざまな顔認証エンジンに対応できる仕組みとなる。