福岡県を中心に約1万5000戸を管理するGood(グッド)不動産(福岡市)は、不動産小口化商品「アセットリーフ」の販売を開始した。第1弾として、3月に「アセットリーフ桜坂」の任意組合を組成。1口100万円で総額1億6000万円を投資家向けに販売した。分配率は約4.2%を予定しており、予定運用期間は5年となる。
築45年の物件を再生
物件は福岡市中央区にある築45年の分譲マンションで、老朽化による外壁剝離などの周辺環境悪化や入居者の減少、管理組合の形骸化といった課題があった。新管理組合の設立と管理規約をつくることから始め、大規模改修工事の所有者決議を経て、グループ会社による大規模改修工事と全16戸のリノベーション工事を実施。新耐震基準への適合を図りながら、桜坂という高級エリアの特性を生かしつつ、外観は桜をモチーフにピンク色にするなど景観にもこだわった。2021年11月に竣工し、入居募集を開始。22年1月には全16室が満室となった。21年12月に開始した投資家の募集も同社が物件を管理しているオーナーを中心にすぐに枠が埋まり、今回の組成に至った。