約2万戸を管理するGood(グッド)不動産(福岡市)は2022年12月17日、仲介会社のトーマスリビング(同)とリフォーム会社のリノリビング(同)の2社と業務提携をした。トーマスリビングとリノリビングはいずれもリビングホールディングス(同)のグループ会社だ。2社との提携によってGood不動産は、長期間空室になっている自社管理物件のリーシング強化を図る。空室の長期化を防ぎ、家主の収益向上や管理委託の解約防止につなげたい考えだ。
長期空室の客付けで協力関係
3カ月以上空室が続いているGood不動産の管理物件に対して、トーマスリビングの仲介店舗が積極的に客付けを行う。成約すれば空室期間に応じた業務協力金をGood不動産がトーマスリビングに支払う。業務協力金は家主ではなく、Good不動産が全額負担する。リーシングのために改善が必要な物件に関しては、トーマスリビングの専門チームが適正家賃や入居者ニーズを満たす設備などの市場調査を行ったり、リノリビングがリフォームの必要性を調査し提案書をまとめたりする。