介護事業サービスを展開するやさしい手(東京都目黒区)とスーパーサブリースを展開する日本管理センター(以下JPMC、東京都中央区)は、共同事業として兵庫県明石市に「定期巡回随時対応型訪問介護看護サービス」を併設したサービス付き高齢者向け住宅運営事業(申請中)を開始する。「やさしい手シニアリビングやさしえ西明石」(仮称)として、今年10月1日にオープンする予定だ。
同物件はJPMCが土地建物所有者から高齢者住宅一括&総合支援事業「ふるさぽ」で一括借り上げし、やさしい手がさらに転貸借。やさしい手は入居者に個別に賃貸借契約して、サービス付き高齢者向け住宅の運営施設管理を行う。地元に実績のある建築業者であるセレクトホーム(兵庫県神戸市)が現在準備を進めている。地元企業が借り上げリスクを回避できる点が最大の特徴だ。
「定期巡回随時対応型訪問介護看護サービス」は4月からの改正介護保険施行に伴い開始したサービス。要介護度が重度で独居の高齢者でも、安心して在宅で生活できるよう、切れ目のないサービスを提供していくというコンセプトのもとに設計された。やさしい手は、24時間有人管理によるサービス付き高齢者向け住宅運営サービスと共に、在宅サービスで培った「個別ケア」という考えに基づいた介護保険サービスをより利用しやすくするために、同社の介護拠点を「やさしい手シニアリビングやさしえ西明石」(仮称)に構える予定だ。