個人向け転貸サービス好調

リロケーション・ジャパン/リロ・フィナンシャル・ソリューションズ

商品|2010年02月08日

リロケーション・ジャパン(東京都新宿区)とリロ・フィナンシャル・ソリューションズ(東京都新宿区)が開発した個人向け転貸サービス「満転」が好調だ。家賃滞納と貸主・借主双方の退去時原状回復工事費用の保証を商品化した。入居一時金が減少しつつある中、敷金に代る役割を果たす商品として提案している。

「敷金は賃貸経営上のリスクに備えるためのもの。減額するのは不安だという貸主の声を受け、3年ほど前から商品化を検討してきました」(リロ・フィナンシャル・ソリューションズ商品開発チーム吉井昭仁チームリーダー)

リロケーション・ジャパンが貸主から物件を借り上げ、借主に転貸する。法人向けに展開している「リロ補償」を個人向けに応用した。転貸手数料として募集賃料の8%から10%を毎月徴収する。手数料は貸主と借主双方で負担するが、賃料相場や地域性を考慮し、物件の競争力を損なわぬよう管理会社と相談し決定する。

「満転」の最大の特徴は、故意・重過失による修繕が発生した場合を除き、貸主・借主双方とも退去時に原状回復費用を請求されないことだ。貸主は費用負担をめぐる借主との紛争を回避できる上、工事費用の支払いを毎月の手数料として平準化できるためキャッシュフローを安定化できるメリットがある。

原状回復費用の支払いリスクは、エース損害保険と協力し、保険によってヘッジする仕組みを構築した。通常、原状回復工事費用の支払いリスクを保険化することは難しいといわれているが、法人向け転貸で蓄積してきた約5万件に上る原状回復実績が生きた。

「詳しい仕組は申し上げられませんが、ポイントは、何を事故とみるかの判断と、法人向け転貸事業で積み上げた9年分のバックデータ。保険があるからこそ商品化できました」(リロ・フィナンシャル・ソリューションズ石田吉徳社長)

滞納賃料の保証と集金代行も商品に組み込んだ。万一、明渡し訴訟に発展した場合も、リロケーション・ジャパンが貸主なので家主から委任状を取得する必要がなく、スムーズに訴訟に移行しやすい。

昨年秋ごろからリロ・フィナンシャルが中心になり営業を開始。法人向けサービス「リライアンス」の取引先管理会社を中心に提案し、すでに21社で導入が決まっている。これまでの法人向け転貸サービスと同様の業務フローにしたため、管理会社も受け入れやすいようだ。「繁忙期明けにはさらに導入企業が増えそう」(リロ・フィナンシャル・ソリューションズ商品開発チーム 黒川泰幸氏)と、営業の現場では手ごたえを感じているという。

検索

アクセスランキング

  1. 兵庫県三木市 戸建て団地の再生、官民連携で【エリアのリノベーション】

    兵庫県三木市

  2. 国が不動産業界向けにAI実証事業

    国土交通省

  3. 2026年管理戸数ランキング1位~50位

    2026年管理戸数ランキング

  4. NANKAI、ペット共生賃貸の新ブランド

    NANKAI

  5. つくるAI、AIで収益物件仲介業務を一元化

    つくるAI

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ