JR九州(福岡県福岡市)が事業主となる新築賃貸マンションが完成した。2月1日に入居を開始し、全104戸の規模ながら未成約は10戸のみ。3月中の満室稼働を目指す。
物件が立つのはJR千早駅目の前。もともと同社の社有地で、分譲マンションのモデルルームや駐車場として活用していたが、社内での検討を経て賃貸物件となった。同社が事業主となる賃貸マンションとしては21棟目。グループ会社のJR九州ビルマネジメント(福岡市)がPMを行う。
JR九州は賃貸マンションの供給を加速させており、2015年までに3棟の賃貸マンション建設が決定している。福岡市の吉塚駅、新宮中央駅、大分駅に隣接する土地でそれぞれ177戸、102戸、130戸といずれも大型。新宮中央の物件は、福岡で話題となっている大型家具店IKEAストアの前。土地から購入し建設を決めた。JR九州のマンション事業部開発営業課児嶋真悟氏によると、向こう3年程度は社有地を中心に建設。4年目以降は土地情報を集めながら、購入も視野に開発を進めていく。