エイチ・エス損害保険(東京都新宿区)は、賃貸住宅の入居者向けの家財専用火災保険「やさしいネッと」を3月12日からリニューアルした。販売開始から2年が経過することを契機に契約者のニーズに対応できるよう、従来の補償内容を見直した。一つ目に補償内容を拡充。事故の発生が多い水災の補償を契約タイプに組み込み一本化した。加えて火災や落雷等の事故により賃貸住宅に損害が生じ、借用戸室を修理した場合に修理費用の補償を拡大。水災、不測突発的な事故により生じた修理費用、水道管が凍結により損壊した場合の修理費用も保険金支払いの対象に追加した。ユニークなのがルームシェア等への対応を加えた点だ。入居者が同居する場合に、同居人も家財総合保険の被保険者として自動的に補償を受けることができる。三つ目に示談代行制度の導入。日常生活に起因して賠償責任を負った場合、同社が契約者に代わり被害者の家主と交渉を行う示談代行制度を採用。改定の適応は4月1日以降保険期間が開始する契約から。