不動産投資の収益物件検索サイトを運営する健美家(東京都港区)は、2013年1月〜3月期の市場動向レポートを公表した。対象は、首都圏の不動産投資用物件。購入検討者の意欲調査を目的に、健美家に登録された物件とメールで問い合わせのあった物件の動向を調べた。
同社によると、登録物件数は前年同時期と比べると全体的に増加傾向。アパート、マンションともに前年同時期比120%前後の増加を見せ、一棟ビルに関しては前年同時期比171%と大幅にアップした。
問い合わせ価格も全体的に上昇傾向にある。区分マンションは、前年同時期比で32万円、一棟アパートは235万円、一棟マンションは562万円と増加し、下降気味の登録物件価格とは逆の結果があらわれた。一方、一棟ビルの問い合わせ価格は前年同時期比で1809万円も下がった。短期の価格変動が激しく、前時比で見ると、4500万円と大幅に上昇している。問い合わせ物件の投資利回りについては、全体的に下降傾向だ。区分マンションは、前年同時期比0・5%ダウン。一棟アパート、一棟マンションもともに約1%下落し、問い合わせ価格上昇の影響が顕著だった。