リロケーション・ジャパン(東京都新宿区)は4月から英語学習シェアハウスシリーズ「CROSS WORLD」の運営を開始した。シェアハウスの特徴はネイティブスピーカー2名を管理人として採用。住居内で英語を使う環境づくりを行うことだ。
入居者は語学学習に意欲的な日本人のビジネスマンであることが入居条件となる。
共有部については利用可能な言語をゾーンで分け、入居者が英語を使う時間を日常的に持たせる。その他に、管理人によるグループ英会話レッスンなどを開催していく。
一棟目は東京都大田区、大井町駅から徒歩10分に立地する地上4階建て30戸のマンション。専有部は1戸当たり8平方m。社員寮利用していた建物を同社が借り上げ、シェアハウスとして運営を開始。賃料は相場より1〜2割高い8万5000〜10万円に家賃設定。現在日本人8名・外国人2名が入居している。
栗山直能社長は「入居者にとっては語学レッスンにわざわざ通わなくとも長時間の英会話を実践できます。一方オーナーとしては社員寮よりも高値で部屋を貸すことができ、高収益につながります」と話す。同社では年間120棟ほどの社員寮を運営。そのうち20〜30棟は解約するが、その際の次の転用にシェアハウスを提案。従来のストックを他の形で利用できるようなモデルとして顧客に訴求していく。2016年3月期までに30棟、売上8億円を目指す。