大東建託(東京都港区)は、4月11日、敷金ゼロ&定額クリーニング費の新しいプランを開始した。新プランは、同社管理物件への入居時の敷金がかからず、退去時に必要なクリーニング費を定額で利用できるというもの。
入居者にとっては初期費用が安く済み、退去時の原状回復費用が契約時にオープンになっており安心感があるといったメリットがある。
今回の敷金ゼロプランでは、入居時に部屋の広さに合わせたクリーニングの定額料金を設定。料金は、シングル(ワンルーム・1K・1DK)で3万1500円、カップル(1LDK〜2DK)で4万2000円、ファミリー向け(2LDK以上)で5万2500円となっている。ペット共生物件の場合は別途1万500円が必要。同社グループでは、今回のプランの導入により、入居しやすい条件設定をすることで、さらなる稼働率のアップにつなげていく。同プランは、同社管理物件の6割に相当する約38万戸の賃貸住宅で対象となる。今後は、既存物件に対し耐久性の高い内装材へのリフォームを進め、対象物件を広げていくという。経営企画室広報課の滝沢典子氏は「当社では拭くだけで汚れが取れる壁紙など、原状回復に費用がかからず長期にわたって活用していける内装材を使った物件を増やしていきたいと考えています」と語った。同社の入居率は3月末時点で約96%。今回のプラン実施でさらなる稼働率向上を狙う。