長栄(京都府京都市)は、同社のテナントビル「第15長栄吾ビル」の8階部分のワンフロア164・4平方mを約70平方mのスイートルーム型マンスリーマンション2部屋にコンバージョンし、入居募集を開始した。
同ビルでは、これまで2〜4階と6、7階部分を町家やバリ風をコンセプトとしたマンスリーマンションとしてリノベーションした。
今回、新たに施工したスイートルームもアジアのリゾートと京都の町家がコンセプト。ターゲットは、長期間京都滞在を楽しむ夫婦や、ファミリーで京都観光に訪れる外国人観光客を想定している。
同社マンスリー事業部の松本尚視氏によると、バリのリゾートホテルをイメージした「アジアンスタイルスイート」では、堀込天井を設置。京都の景色を一望できるデッキチェア付きのルーフバルコニーもつくった。家具や調度品にもこだわり、豪華な雰囲気をつくり出している。「町家スタイルスイート」は、20畳近い掘りごたつのある茶の間が特徴だ。賃料は、前者が月額34万5000円、後者が31万8000円(2名利用。1カ月以上3カ月未満の場合。利用期間により賃料は異なる)
松本氏は、「竣工前に、以前、当社のマンスリーを利用くださった2組のご夫婦にご案内したところ、秋期の滞在2カ月の申し込みが入りました」と話した。
同社では、今後、HP掲載やパンフレット配布でPR強化を図っていくという。