リロ・ホールディング(東京都新宿区:以下リロHD)が進めるM&A「共存共栄事業承継プロジェクト」。
同社のグループ会社であるリロケーション・ジャパン(東京都新宿区)が6月28日付で宮城県仙台市の管理会社ナカミチを買収したことを発表した。ナカミチは仙台市青葉区の、設立27年目の老舗管理会社で管理戸数は1807戸。同社はリロケ--ション・ジャパンの運営する転勤サポートシステム「リロネット」の加盟企業であり、以前から業務上のやりとりがあった。
創業者の畑中汎氏が4月上旬にリロHDに打診、6月28日にリロケーション・ジャパンがナカミチの全株式を取得した。新社長には東都(東京都狛江市)で執行役員を務めていた初本賢司氏が就任。畑中氏は顧問としてナカミチに在籍を続ける。
M&Aの旗振り役である岩尾英志取締役は「宮城県で今後も管理会社の買収を進め、東北ブロック管理戸数5000戸体制を目指す」と語った。
すでに関東圏をはじめ全国主要都市でM&Aに向け話が進められている企業があるという。
岩尾取締役は「将来的には、傘下の管理会社を増やすことで、リロHDの下に中間持ち株会社(親会社の傘下で近似した業種に属する複数の子会社を統括する会社のこと)を作り、管理会社の社員全員をその持ち株会社の社員として在籍させていくことも考えている」と話す。中間持ち株会社に各管理会社の社員を在籍させることで、地域での強みを残しつつ、人事交流によりそれぞれの管理会社に足りない部分を補完していくことが目的だという。「中間持ち株会社が住宅設備などをまとめて仕入れることで大幅なコストダウンを図れ、スケールメリットを最大限に生かせます」と岩尾取締役はその構想について語る。
リロHDは現在、4万3000戸の管理戸数があり、2014年5月までに10万戸を目標に掲げている。





